ドルコスト平均法

ドルコスト平均法の最大のデメリット

ドルコスト平均法

色々な本で推奨されているのが「ドルコスト平均法」です。例えば、毎月25日に投信Aを1万円分購入するっていうのをずっと続けることです。

 

僕もイデコ(確定拠出年金)の運用ではドルコスト平均法を使用していますが、決して最善の投資法というわけではありません。※毎月定額の掛け金で投資していくイデコの場合、当たり前ですが必然的にドルコスト平均法になります。

 

「ドルコスト平均法」を広めた本として勝間和代さんの「お金を銀行に預けるな」があります。今読んでも、けっこうまともな事が書いてあると思いますが、出版されたのが2007年11月で、2007年頃から投信をドルコスト平均法で積み立てていたら、2008年のリーマンショックを経て2009年くらいには大幅なマイナスになっていたでしょう。amazonのレビューでもそのように書かれているものがあります。

 

それは、その時点でマイナスだっただけで、2013年以降に評価額を見たら恐らく大幅なプラスになっていたでしょう。ドルコスト平均法の場合、上がり続けるよりも、一度大きく下がってくれて最後に大きく上がった方がパフォーマンスが良くなります。

 

ここから分かることは、ドルコスト平均法で最も重要なのは、どんな商品を買うかよりも「どこで解約するか?」なのです。株価指数に連動するようなインデックス投信だったら、どれを買ってもそれほどパフォーマンスが変わらないと思いますし。先進国株式と日経平均連動だったらちょっと変わってくるかもしれませんが。とにかく、最終的に売却時にプラスになっているか?が重要です。

 

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イデコの場合60歳まで運用するわけですから、ちょうど60歳の時にリーマンショックレベルの金融危機が起こったら、大幅なマイナスとなってしまう確率が高いです。つまり、解約する時の投信の基準額がいくらになっているのか?という「運」なのです。オフショアの長期海外積立投資なんて法改正なども含めて更にどうなっているか分かりません。

 

だから、iDeCoが解約できる60歳が近づいてきたら、ある程度プラスになっていた場合半分を利益確定しておき、たとえこれから暴落しても全体がプラスになるようにするとか、裁量を加えるのもアリだと思います。もしくは、イデコは大幅にマイナスになろうが何がどうなっても60歳になったら全て現金化して受け取ると決めておくのであれば、それはそれで良いと思います。

 

ドルコスト平均法のメリットは、値動きが気にならないので仕事に支障が出ないということです。そして、感情によって無駄な売買をして損することを避けることができることです。

 

デメリットは解約時の「運」、そして「つまらない」ということですね。だから、もの凄く仕事が忙しくて相場なんて見てられないし、給与所得が十分あるので投資でそんなにお金を増やさなくても良いという人にはとても良い投資法だと思います。逆に、相場だけで生活したい!という人にはドルコスト平均法は全く向いていません。

 

結論:解約する時の基準額は運で決まるので、ドルコスト平均法はメインではなくサブの投資法としては非常に良いと思います。

 

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