スワップ狙い

安易なスワップ狙いの投資は失敗する運命にある

スワップ投資
FXの場合通貨を扱うので、必ず2つの国の通貨ペアとなります。たとえば、日本円とアメリカドルです。日本の金利はほぼゼロ、アメリカは2%弱ですから、日本円を売って米ドルを買うと(=「ドル円を買う」と)大体1万ドルにつき毎日20円もらえたりします。

 

逆に、米ドルを売って日本円を買う(=ドル円を売る)と相対的に高金利の米ドルを売っているわけですから、スワップポイントを支払わないといけません。

 

FXでは「買い」を「ロング」、「売り」を「ショート」と言うことがあります。
まとめると

 

  • ドル円を買う(ロング)=スワップをもらえる
  • ドル円を売る(ショート)=スワップを支払う

 

という感じです。

 

ドル円を売るとなると毎日スワップポイント分だけお金が減っていきますので、心理的にやりにくいです。一方、ドル円を買うとなるとスワップポイントがもらえますし、そもそも「売る」のは普通の感覚ではやりにくいので、やはりドル円を買う人の方が圧倒的に多くなります。

 

国によって金利が異なりますから、たとえば、高金利通貨のトルコリラを購入して円を売ると(=「トルコリラ円を買う」と)ドル円の3倍から4倍くらいのスワップポイントをもらうことができます。

 

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スワップ狙いは人気があるが

 

スワップ狙いの場合、分割して買い下がるか、一括でどーんと買って後は放置というような感じの投資法です。短期売買をしなくて良い分、精神的にはとても楽です。基本的に放置ですから。安定して稼げるという幻想を抱いてもしょうがないです。

 

最初のうちの数ヶ月は、スワップポイントも入るし含み益もあるしで、これってかなり良い投資法なんじゃないか?と思います。インカムゲイン(スワップ)とキャピタルゲイン(為替差益)を同時に受け取れそうですから。でも、数年単位で見るとスワップは増えていきますが、それ以上に含み損が拡大していきます。低リスクの投資どころか、高確率で損します。

 

なぜスワップ狙いで損をしてしまうのか?

 

金利が高いということは、つまりインフレ率(物価上昇率)が高いということです。高いインフレ率を抑えるために高金利にして金融引締めを行っているのです。

 

インフレ率が高いということは、それだけ通貨の価値が下がっていくということです。だから、結局高金利通貨の価値はインフレ率分下がっていく運命にあるのです。あくまで目安ですが、インフレ率が5%だと、その通貨は1年で5%値下がりして当然ということです。

 

そんなわけで、多くのスワップ狙い投資家はもらえるスワップ以上に為替差損で損をしてしまうということになります。ただし、短期的には上がることもあるので、上手く暴落した時に買ったりできれば長期的にも儲かることもあります。買えればですけど。

 

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