債務上限問題

アメリカの債務上限問題の本質

2013年10月17日までにアメリカの議会が、債務上限の引き上げに合意しないとデフォルト(債務不履行)に陥る状況になっていましたが、多くの投資家はデフォルトしない方に賭けていました。本当にデフォルトすると思っていたら金(gold)の価格は上昇していたはずですが、どんどん下落していきました。そういう意味でも、債務上限問題は「茶番」であると思っている投資家が多かったようです。

 

デフォルトを本気で心配しているのは、アメリカでプレッパーズと呼ばれるような人たちでしょう。ナショナルジオグラフィックの番組Doomsday Preppersという番組には、アメリカの財政破綻によりハイパーインフレが起こり、現金が価値をなくし、暴動や略奪が横行する未来を描いている人たちがよく出てきます。プレッパーズは、自給自足をめざし、食料を備蓄し、戦闘訓練をしたりして、アメリカのApocalypsに備えています。投資対象としては、お金を信用せずに特に金や銀を好んで購入しているようです。

 

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それはともかく、債務上限を人質に、野党の共和党が与党の民主党を脅すという構図でした。なぜこのような問題が起こるかというと、国の借金の上限が法律で決まっているからです。野党が債務上限の引き上げに合意しないと、与党は困ってしまうわけですから、それをネタに譲歩を引き出すという交渉のための茶番だと思います。

 

ニュースで共和党と民主党が合意しそうという情報が流れると、安心感からか1ドル98円80銭くらいまでドルが上昇しました。そしてまた、話し合いが流れたというニュースで98円台前半まで円安が進んだりしていました。最終的に、多くの投資家が予想した通り、デフォルトは回避されましたが、そこからはドルは売られ気味で、円高方向に流れ、一時は97円台に突入しました。「噂で買って事実で売れ」という相場格言がありますが、まさにその投資法で儲かるような状況となっていました。債務上限問題というのは、本質的なデフォルト危機ではないと思っています。今後も何度も出てくる問題となり、株価や為替は揺さぶられることになるでしょう。

 

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